まさの徒然日記

好きな事なんでも。ユルユルとやっております。

[映画]ロケットマン

今月一番楽しみにしていた一本。

TOHOシネマズ南大沢で鑑賞。
いつもながら平日のこの劇場、ガラッガラだった。存続できるのだろうかと、いつも心配してしまう。周りの人を気にしないで、超リラックスして観られるから良いんだけどね。

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本作は、エルトン・ジョンの半生(子供時代〜70年代の最盛期頃まで)を描いた、本格ミュージカル映画だった。「ボヘミアン・ラプソディ」と同じ様な内容だと思って観ると肩透かしを喰らうかも。2番煎じとか言ってる人もチラホラ見かけたが、それは間違いなく観ないで言っていると思われる。名曲誕生秘話やレコーディング裏話的なエピソードは余りなく、エルトンの内面を掘り下げていく様なストーリー。人間エルトン・ジョンの本当の姿が垣間見れる内容となっていた。

 

エルトン・ジョンの曲は好きで良く聴いていたが、そう言えば、エルトンって人物の事は余り知らなかった。奇抜な格好でカッコいいロックナンバーや美しいバラードを奏でる天才ミュージシャンで、きっと見た目通り破天荒で明るい人物だと思っていたが、全然違っていて驚きであった。

 

両親から愛情を注がれずに育てられ、孤独や寂しさを感じながら過ごしていた幼少時代。ピアノとロックミュージックとの出会いがあって救われる。ロックスター目指して音楽活動に邁進する青年時代、作詞家であるバーニー・トーピンとの出会いが、エルトンの運命を変える。偉大なミュージシャンには、必ず最強の相棒がいるんだよなあ。エルトン&バーニーのコンビで作った曲は瞬く間にヒットを連発、エルトンは、あっという間に世界のスターダムにのし上るのだ。

 

だが、そこはまだ20代の若者である。急に世界の頂点にのし上がり大金持ちになってしまうなんて、その後はもうロクな事にならない。エルトンが生み出す金を目当てに、クズ達が群がってくる。ジョン・リードというマネージャが本当にムカついたんだが、こいつはクィーンのマネジメントにも関わった人物とのことだ。フレディに首になったマネージャーだ。こういう男に好きな様に騙され、コキ使われ、アルコールとドラッグ漬けにもなってしまう。これはもう、成功者が必ず通る道なんだろう。プレシャーに耐えられず、命を絶ってしまうミュージシャンは数知れずだ。

 

アルコールとドラッグの依存症を治療するセラピーで、エルトンが自分語りをする形でストーリーが進んで行く。かなりのスピードでグイグイ話が進んで行くので、ちょっとついて行けなくなる所もあったり。挿入歌は、時代順に並んでいる訳ではなく、各シーンに合った歌詞のヒット曲を使って、そのシーンにおけるエルトンの心情を説明する感じである。エルトンに詳しい人は、曲の流れる順番に違和感を感じるかも。僕も最初はあれ?って思ったが、詞が余りにも各シーンに合っているので、直ぐに気にならなくなった。しかし、良くあれだけ、シーンに合った歌詞の曲があったもんだ。作詞家のバーニーは、エルトンの一番の理解者であり、彼が歌うべき詩を生み出す天才だったんだと思った。

 

エルトンが世に出るきっかけとなったのはバーニーとの出会いだったし、転落から再起するきっかけになったのも、やはりバーニーとの友情の大事さに気付いたからであった。この二人の愛と友情の物語とも取れるのかなと思った。これからエルトンの曲を聴く時は、もっと詞の内容に注目しようと思う。劇中のバーニーは本当にナイスガイ。こんな良いやついないよ。

 

エルトン役のタロン・エガートンは、とにかく素晴らしかった。演技も良いし、歌も上手い。「キングスマン」シリーズも好きだし、これからの活躍に超期待だ。タロン歌唱の映像がYouTubeにも結構Upされてる。好きな曲を何曲か貼っておこう。

 

エルトン&タロンの「Your Song」。

劇中、Your Sougが生まれるシーンが一番良かった。美しいメロディを奏でるエルトンを優しい笑顔で見つめるバーニー。良いシーンだった。曲も詞も素晴らしい名曲中の名曲だ。


Elton John & Taron Egerton – Your Song (Brighton & Hove 2019)

 

同じく二人のデュエット「Rocket Man」。


Elton John & Taron Egerton - Rocket Man (Cannes Film Festival 2019)

 

 

僕が初めて聴いたエルトンの曲は「The Bitch Is Back」だったと思う。


Elton John - The Bitch Is Back (Dodger Stadium, Los Angeles 1975)

 

劇中には出て来なかったですが、僕がエルトンを決定的に好きになったのは、このライブでのパフォーマンス。モノトーンのエルトンがメチャクチャ格好いい。確かチャリティライブ。バックのメンバーが、これまた豪華!


Sacrifice - Eltom Jonh - Knebworth 1990 - Part 20


Sad Song - Elton John - Knebworth 1990 - Part 21

 

この映画を観て、エルトン・ジョンの事が益々好きになった。また、バーニー・トーピンの書いた詞にももっと着目して行こうと思った。大満足の一本だった。こういうミュージシャンの伝記映画をもっと作って欲しいな。

 

作品情報

2019年製作/121分/PG12/イギリス・アメリカ合作
原題:Rocketman
配給:東和ピクチャーズ